自然治癒力とは何か
自然治癒力とは、「心身が本来あるべき状態により近づき、より良く機能しよう」という働きです。つまり、“健康であろう”とする、精神の働きです。
自然治癒に働く3つの力
1.外毒の侵入を防いだり、体内毒素を排出する力があります。
例えば、細菌やウイルス、農薬や添加物等の化学物質、癌細胞等が、理解しやすいでしょう。ストレスも、心にとっての毒に当たります。体に毒素を入れない、そして、ため込まない為の働きが、その力の1つです。
2.痛んだ箇所を修復する力です。
傷や怪我からの回復の他、新陳代謝もそれに当たるでしょう。心の傷からの立ち直りも、自己治癒力のなせることです。
3.代償機能としての力です。
心身におこる内外からのストレスに対し、異常と正常のバランスを維持する力です。
このバランスが乱れると、どこかに、なにかしらの歪みが生じます。しかし、歪んだからと言ってすぐに問題が生じる訳ではありません。ある程度は、体もこらえます。
仮に身体上、十分に機能していない箇所があっても、無ければ無いなりに、他の部分がそれを 補って身体運営の維持に努めてくれるのです。 限られた条件の中にあっても、心身のバランスを取りつつ、外敵からの脅威に耐え、傷ついた心身の修復保護に懸命に努めてくれるのです。
しかし、持ちこたえつつも、少しずつ、少しずつ体の歪み、負担は増大してゆきます。そして終には限界を超え、バランスが破たんした時、「病気」という形で、最後の排毒の手段に訴えるのです。
心身が安定した生命活動を維持してゆくには、これら3つの要素全てが、バランスよく機能する必要があります。逆に言うと、どれ1つ欠けても、健康的な身体運営は成しえないのです。
心身は健康になりたがっている
心身は健康であろうと、懸命な自然治癒活動を潜在意識下化で行っています。しかし当然、発揮できる能力は、置かれている環境条件下の範疇に限ります。その環境なりの、心身運営です。
こうした状況下にあって施術を行うと、心身には必ず“何かしらの反応”が起こります。
何故か? それは、心身が、常に立ち直るきっかけを求めていたからです。どんな僅かな「きっかけ」をもです。
きっかけを得た心身は、直ちに、静かに、懸命に、体の立て直しの活動を開始します。施術によって生まれた「体内の自然治癒の連鎖」を、現場で即座に、確認・実感出来るとは限りませんが、あなたの心身は、確実に“健康”へと動き始めます。
自分の心身のことは、自分自身が一番知っている
心身の構造、仕組みについての情報の多くは、潜在意識の深層部(普遍的潜在意識あるいは、生存本能とも呼ばれます)に存在しています。 過去の生物進化に係る、膨大な情報です。我々が医学(科学)として知り得る情報量とは、比較になりません。
その中には、病気に関する情報も当然収められています。 私達は、日常的に無意識にその情報を使い、健康の維持に適用させているのです。 そのシステムこそが、いわゆる自然治癒力なのです。
しかし潜在意識下での、本能的な情報のやり取りですから、その情報を、通常は意図して知り得る術はありません。
治療は、潜在意識の判断を優先するべき
病気の原因が、表面上にあるとは限りません。また、そもそも病気には、健康維持システムとしての意味があります。そして、我々が医学(科学)として知り得る範囲も、限られています。
「検査値には、異常ありません・・・」、「原因はわかりません・・・」等。この言葉は、そんな実態を顕著に表している、最たる表現ではないでしょうか?
そして、正体も定まらないまま、症状のみを封じ込める薬が出される・・・。
もしこれが、生命を脅かす急性期の症状であれば、当然の処置の範囲でしょう。
しかし現実はむしろ、その行為自体が「自然治癒システムの障害」になってしまっているケースが殆どなのです。
我々が行うべきは、まず、自然治癒のシステムが「機能しやすい環境」を、作り出してあげることなのです。それは、食事の改善であり、体の休息であり、適度な運動、冷えの改善、心のリフレッシュ等です。
極々簡単な、また、至極当然な事ばかりですが、それで十分なのです。 回復にかかる時間こそ様々でしょうが、それだけでも、通常多くの問題は、かなり改善されるはずです。
気功施術も同様です。施術者が勝手に意図し方向付けるべきではありません。
チャクラ、経絡、脳、自律神経系、血管系、骨格系、呼吸器系、精神等々、整えるべき箇所は幾つもあります。 しかし、何処を整えれば、効率よく心身改善の連鎖が働き始めるのか? それさえも潜在意識は知っているのです。
施術方針も、なにもかも、全て患者の潜在意識の意図に任せればよいのです。それを無視した、施術者の“偏った意図や誤った先入観”は、単なる表面上の改善に留まり、効率の悪さに繋がるだけなのです。
治療というものは、目先の改善のみに価値を置かず、精神を含め、心身を1つの個と捉え、ゆっくり時間をかけて、丁寧に、立て直しを図るべきなのです。
その上で、自然治癒力を逸脱する部分については、薬物療法などの現代医療を併用するのが、本来のあり方なのです。
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